製鋼所において,鋼材にグラインダを当て,発生した火花を観察することで成分を識別する火花試験が行われています.火花試験は熟練の職人が目視で鋼材を識別していますが,職人への負担や人材確保が課題です.これらの課題を解決するために,当研究では自動化システムの開発に挑戦しています.
本研究室の火花試験自動化システムは,鋼材を装置にセットすれば,「鋼材にグラインダを当てる」「発生した火花を撮影する」,「火花画像を処理し,識別する」ことを自動化します.当研究室では装置から画像処理ソフトウェアまで全て自分たちで開発し,様々な鋼材の識別を目指しています.
渡邉樹,小林宏,松本賢太“火花による炭素鋼の識別”
2022年10月21日ものづくり研究会
東京理科大学小林研究室では今を生きる私たちのそして未来の人々へに向かって明日なき研究開発を行い商品として実用化しています。